岩崎大貴 ブログ

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喉頭の位置/ゴスペルの発声って?

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高音にいくと喉頭(のどぼとけ)の位置が上がりがち、、
というのは良く聞く話。

喉頭の位置が高いと口腔内の体積が減り、豊かな響きが失われる。
アコースティックギターでいうボディの部分が潰れた状態に近い。

薄っぺらい声や、苦しそうな声、鼻声、キンキンした声の原因はだいたいこれだったりする。

ツバをごくり、と飲み込むと喉頭が上がった状態を理解できることでしょう。
逆に、息をふーっと吐いてリラックスしてみる。それからまた喉頭を触ってみる。極力、その喉頭の位置を保つことで余裕のある歌い方が望ましい。
ギュン、とあえてあげて歌う人もいますけどね。

ポップスなどでは割りと高めのシンガーが多い。鼻にかかり気味のアイドルボイスシンガーも原因はこれ。口腔が十分に生きず鼻に抜けすぎるせいだ。

さてゴスペルはどうだ。
その2へ続く。

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by yataro1030 | 2013-08-24 19:20

「深い声を作りましょう!」とだけ言っても駄目な理由

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クワイアリハ / レッスンにおいて、
「このセクションは深い声を作りましょう!」
というセリフを使うのを、ある時から避けるようになった。

なぜなら、「深い声」という言葉一つで、
クワイアメンバーみな違う声を思い浮かべ、そして出しうるからだ。

深い声って何だ?
説明を試みると、
曖昧な表現がたくさん含まれた説明になっていないだろうか。

クワイアにおいて統制のとれた声を作るには、もう少し緻密に作られたインストラクションが必要になる。
そのために、

1こういう声が欲しい と伝える。深い、でも、明るい、でも何でも。
2デモンストレーションしてみせる。CDを聴かす、でもよい。
3そのために何をしたらいいか共有する。母音をいじればいいのか、子音をいじればいいのか。口の形を変えればいいのか。

クワイアサウンドに精通しているプロシンガーが集まっているクワイアなら、
この手間も省けるのだが、なかなかそうもいかない。丁寧にステップを踏む必要がある。

「○○な声」は結果として出来あがった声であり、ゴール地点にすぎず、
現状の未完成なサウンドを改善するためのクスリにはならない。
クスリはステップでいう3にあたる。3をいかに全員に等しく実践させるかが成功の鍵になる。


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by yataro1030 | 2013-08-22 22:00 | クワイアと発声

フレーズをパーカッシブにするには

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こんなフレーズの整え方もアリだなと思った。

「no no no」というフレーズをパーカッシブに、アクセント強く整えたい時だった。

つまり、「のっのっのっ」という状態に全員を導きたいのだが、それがあるメンバーには難しい。
どうしても「のーのーのー」になってしまう。

提案したのは「の」の後ろに「k」子音を置くことだ。
「のk」のような状態にする。
kの子音はブレスの流れを一瞬止める。声はいつでもブレスが声帯を振動させることによって生まれる。ブレスが止まれば声は途切れる。(p,dなども代替可。

もちろん「く」と発音し切ってはいけない。
kはベロを上あごに当てることで発音できるのだが、ベロを上あごに当てる動作をして、そこで終わりにする。

結果はぐっとベターになった。
声帯や発声気官の機能をうまく応用すれば、自分の注意力、スキルと無関係にある音を生み出すことが出来る。

ソロにもある程度使える裏技かも。
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by yataro1030 | 2013-08-20 19:39

シンガーとツアー。低音が出ない!その2


■地声が弱いシンガーに出すようなエクササイズで様子を見ると、すぐにベターになる。

声を抜きづらい、短いスケールで、やはり低音を中心に泣き声で歌わせる。泣き声は声門閉鎖を助けてくれる。声に芯が入りやすい。

症状が重傷なメンバーには、

「ソロで高音を出すかどうか」
「yesなら、高音が少し重たく感じてしまう可能性もあるがいいか」

これらを確認し、それでもオッケーならば、短いスケールでae(あとえの中間)の母音でtry.
広い母音も声を入れやすい。ただし声は重くなりうるので、さっきの質問を事前にしておく。

その後、曲で歌わせ、エクササイズの感覚を適用させる。

■クワイアのソロの場合、厄介なのは自分のソロが回ってくるまで、十分に自分の声の調子を自覚できないことだ。
モニター環境が不十分な場合は、数曲コーラスをしている内に、知らない内にラウドに歌いすぎて声がつぶれることもある。
つまり、極端に言えばソロの歌い出しまで、声が出るかどうかわからないのだ。恐ろしい!

■ソロを担当する曲が始まったら、イントロの間に、マイクに乗らないように、隠れてエクササイズをするようにも勧めた。口をパクパク開かずとも出来るエクササイズもある。
数曲歌う間に声門閉鎖の感覚を忘れる可能性も高いからだ。


■本番ではしっかり歌えていた。よかった。後ろでコーラスをしながらホッと安心した。

■オチとして。
どういうエクササイズが効くのかは重要な話題だが、それよりも、

「20代30代のシンガーが16,7人集まって、数日間喋りすぎず過ごす秘訣」

を知りたい。
何回「喋るのやめなさいってば」と注意したことか。
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by yataro1030 | 2013-08-19 14:58 | クワイアと発声

モニターの音量がもたらす声帯の変化2

その2。


■そのリハーサルののちのライブにて、シンガーの彼にこんなアドバイスをした。
「リハーサルでは、ちょっとボーカルの返しが大きすぎるかな?というぐらいまで音量をあげてみてください。」

あなたが、バックにバンドを連れ、かつ叫び癖のあるシンガーならば、
リハーサル時に「自分のボーカルの返しはこんなもんで十分だろう」と思うモニターレベルではまずい。
何故なら生バンドは本番になると間違いなく音量が上がるからだ。
十分だったはずのボーカルモニターはライブが盛り上がるにつれてバンドに埋もれていくことだろう。

また、そのバンドが、メンバーにとって楽しいものであるほど、音量が上がりやすい。情熱的になれば音量も上がる、自然なことだ。

■結果は良好だった。
ライブが盛り上がると、時折ひっくり返ってしまった彼の歌が、
十分に落ち着いた。おとなしくなってもいない。情熱的で冷静で、美しかった。


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もちろん、全てのボーカリストに当てはまることではない。

地声が強いものの、ピッチが下がりやすいボーカル、
弾き語りではうまく歌えるボーカル、

これらに当てはまるのであればぜひ試すべきライブリハにおけるボーカルマナーではないだろうか。
もちろんバンドメンバーが知っていても役立つ心がけだろう。
練習で出せたボーカルのクオリティをいかに守るかは本人はもちろん、バンド全員が集中すべきポイントと言える。
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by yataro1030 | 2013-08-19 14:51 | クワイアと発声

モニターの音量がもたらす声帯の変化

モニターの音量がもたらす声帯の変化


■「練習ではうまく歌えたのに、、、」
よく聞く言葉だ。それから僕自身もそう言いたくなるライブを何度もしたことがある。
以下、前からわかってはいたが、再認識したこと。
モニターの音量についての記述。

リハーサルでは正確なピッチ(音程)で、それから十分にリラックスした状態で歌えるのに、
いざ本番になると急にピッチが下がり、叫んでしまうシンガーがいた。
後ろでキーボードを弾く僕は、ライブ中に「なんでだろう」なんて考えながらパフォーマンスをこなしていたものだ。

リハーサルもそうだったが、彼が自宅で弾いた弾き語り音源に至っては、
遠慮しがちな面はあるものの、もはやこれが彼の理想型なのではと思わせるほどボーカルバランスがとれている。一体何がこれほど本番と練習のクオリティの差を生んでいるのか。彼の場合、緊張とかではなさそうだった。

そんな彼に不勉強だった僕は「もっと力を抜いたらどうか」など、曖昧なアドバイスをしていたが、大きな成果は得られなかった。


■いつかのリハーサルで、彼の歌のクオリティが上がったことに気がついた。
Aメロではしっかりと腰を据えた重みのある声帯レベルで、それからサビではその声帯レベルを引きずらず、高音発声モードへと移行できている。
「隠れてボイストレーニングでもしたのか?」
彼に聞いても「No」。むしろ近頃は練習の時間を十分に作れていなかったという。

僕がいぶかしく考え込んでいると、ベーシストが口を開いた(このときはバンド編成だった)。
「メインスピーカーが彼のほうに向いてるから歌いやすいんじゃないの?」
その言葉を聞いてハッとした。
何でこんな単純なことに気がつかなかったのだろう。室内でボイストレーニングの専門書ばかり読んで、頭でっかちになっていたことの弊害かもしれない。シンガーはライブをする。ライブをする以上、スケール(音階)練習だけでは知り得ないテクニックがある。

■ボーカルがバンドの音量に埋もれたとき、多くのボーカリストは自分自身で音量をあげようとする。
結果、叫ぶ。叫ぶというのは、つまり、母音が広がる。
「君をあいしてるーーー」

「君をあいしてらーーー」
に聞こえてしまうような、それだ。

「あ」「え」などの広い母音は、声帯を厚くしやすい。
声帯が厚くなると、声帯の振動スピードが落ちる。振動回数が減ると、音は低くなる。つまり低音発生時の声帯モードに移行しやすく、ピッチが下がりやすくなる。

試しに、「AA」の発音(「あ」と「え」の中間。)で、自分が地声で出せる最高音をロングトーンで出してみてほしい。
その次に、「UH」の発音(「お」に近い「あ」。)で同じことをしてみてほしい。どちらが出しやすいか、他人が聴いても、自分で感じても、差は歴然だろう。もしも前者だとしたなら、ひどく叫び癖のあるシンガーの可能性あり。



その2に続く。
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by yataro1030 | 2013-08-19 14:50 | クワイアと発声

シンガーとツアー。低音がでない!その1

■Dreamers Union Choirの函館遠征が終わった。いやはや、凄いフェスだった。ミュージシャンでよかったと思えるライブほどイイモノはない。感動しっぱなしの数日間だった。函館国際民族芸術祭、最高のイベントです。

■さて、今回はシンガーにとってのツアーについて。今回のツアーは疲労との戦いだった。

東京から青森までは車、そこからフェリーで函館に渡るという、片道の移動時間およそ15時間。
運転していないメンバーは多いものの、それでも皆大なり小なり疲労は蓄積されていく。加えて、みな良く喋る…。(ここに最大の原因がある。)

メインステージで歌う最終日には、やはり数人が声の不調を訴えた。
本番直前までは極力喋らせず、本番1時間ほど前から、一人15分ぐらいの時間を設け、声を調整する。調整の結果から言うと、どのメンバーもしっかりbetterな方向へ転んでくれた。

■緊急事態なのでその時はそうは思わなかったが、興味深い症状が2人。

「高音はどうにかなるが、低音が出ない」

思えば自分でも経験がある。

実際に声を聴いてみると、スケールのボトムの音がファルセットのような、いわゆるチェストボイスがない状態、もっと正確に言うと声門閉鎖が緩んでいる状態だった。

声門閉鎖が不十分になる原因は、シンプルに声帯が腫れているから、で済むのだが、
高音にいくと閉鎖してくる、声に芯が出てくるのが不思議だった。

低音を出すには声帯をその分、分厚く合わせなくてはならない。腫れ方にも恐らくパターンがあるようで、分厚く合わせるのが難しくなる腫れ方がどうやら存在する。(ここらへんもっと詰めて勉強したい。)



その2に続く。
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by yataro1030 | 2013-08-11 09:55 | クワイアと発声

節目

もうやりたくないことはやりません。
やりたいことのフィールドで、いい仕事をします。誠実に丁寧に、上機嫌に取り組みます。

この月が僕にとっての節目です。
2013,八月!

結婚した時がもう、そうだったのかもしれませんが、
妻と生活を共にするようになり、彼女の存在と理解が背中を押してくれ、もうワンステップ前へ行けました。

僕は音楽家ですー。
ガシガシ、やります。
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by yataro1030 | 2013-08-07 19:14

岩崎大貴(ひろき) ボーカル、クワイアディレクター岩崎大貴の日々の報告。
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